「日経エンタテインメント!」 2014年12月号
マンガ原作の実写映画化とかの特集。
こうして成功した数字だけ並べられると、そりゃあ作り手側も原作ありを選ぶよなあ、みたいな。
実際に映画館に足を運んでも、観客席の埋まり具合とか全然違ったりしますし。
作品自体のおもしろさもあるでしょうけれども、それ以外の要因も大きいと思うと、某ジブリのプロデューサーさんの手腕の凄さを改めて思い知ったような気がします。
映画館で流れる予告で、題名だけを映すものがあったりします。
今だと「想いのこし」のことなのですが、あれだけだと内容がさっぱりわからなくて、集客につながるのか疑問です。
「想いの/こし」かと思ったら「想い/のこし」のようですが、そうやって興味を引かれて調べる人がどのくらいいるものでしょうか。
たしか「地獄でなぜ悪い」も同じようなことをやってた気がしますが、あれは歌(全力歯ぎしりレッツゴー♪)に惹かれたんですよねえ。
そんなわけで、映画本編の前に流れる予告編にもいろんな宣伝の仕方があって、わりかし、映画館へ通う楽しみのひとつだったりします。
が、そんな創意工夫があっても、原作の知名度だの、どこかの映画賞を受賞しただの、誰々の役者さんが出演しているだの、といった要素とは無縁でいられないわけで、作品単体での評価というのは難しいものなのかもしれません。