俺の教室にハルヒはいない2 感想

新井輝俺の教室にハルヒはいない2」、角川スニーカー文庫

学園ものと見せかけて、ほぼ声優業界もの。

何も知らない状態で、夢を現実にしようとする人を傍からただ「応援」するって、苦しいことなのかもしれません。
が、そんなに共感もできないのは、自分が「友だちがいない」からかしら。
初対面の人に「友だちいないんですか?」って訊くなんて、鋭いを通り越して鈍いんじゃないかしら。

終盤の展開はそりゃあそうなるだろうという感じではありますが、主人公さんがずいぶんと責任を感じすぎなきらいも。
それだけ真面目だということかしら。

主人公さんの「学園ものが苦手」という設定の説得力の無さが笑えます。