聖剣使いの禁呪詠唱(ワールドブレイク) 第11話 感想
正直、これまでは冷やかし半分で見ていました。
ごめんなさい。
いわゆるチーレム無双(この前の俺ガイルで知った単語)みたいな感じで、主人公さんが前世の記憶を「思い……出した!」することにより圧倒的な力を発揮して相手を蹂躙していく方向性の物語にあって、その中心たる主人公さんの周囲にヒロインさんたちが群がる構造だと思っていたのですが、
この終盤へ至って、その主人公さんの不在を描くのが、巧いというか、いいなあと思います。
主人公さんを中心とした放射状の関係性だけでなく、中心が抜けたときの、周囲の人たちの結びつきが描かれるというのが、わりと好きなんです。
「ランドリオール」で、DXさんが不在のときに学園が蟲みたいなのに襲撃されたあたりの感じとかを思い出します。
主人公さんだけでなく、登場人物全員がその世界でしっかりと生きている感じに思えるのだと思います。
こういう描写は、文字媒体だと、作者の技量が問われる部分かもしれないな〜、とか想像します。
会話主体の文章の場合、主人公さんを主体にして、自対他という会話だけなら違和感なさそうですけど、他対他、それも複数の人物がいっぺんにともなると、読む側も混乱してしまいそう。
一方で、おまけ特典のCDドラマなんかでは、ヒロインさん同士がわいわいガヤガヤするのは定番な印象があります。
声の持つ情報量というか、声(と話し方)で誰が誰だか判別可能性が高まる、というのは大きそうな気がします。
そういうわいわいガヤガヤに、更に絵がついて嬉しい、というのが、今回の感想なのかもしれません。
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最後のアレ、赤いぷよぷよって呼ばれてますけど、風の谷に落ちた巨神兵さんに見えました。
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