北のカナリアたち 感想

映画「北のカナリアたち」を観ました。

原作未読。

北の島の分校の先生と6人の生徒とのお話です。
その20年後に、とある事件をきっかけにして先生が生徒をひとりひとり訪ねて行く構成。
20年後の生徒さんたちがそれぞれ立派に成長していて、それだけで感慨深いものです。

カナリア」の歌詞を知っていることが前提なようで、「歌を忘れたカナリア」が核心っぽいのですが、結局のところどうなってしまうのやらよく知らないものですから、困りました。
ともあれ、カナリアのように歌っていた子どもたちが20年後に再会するという、時間の流れを感じるお話でした。

20年前の事件については、20年後の事件もですが、悲しい事件だったね、というか、生きていくってたいへんなことだなあと痛感させられます。
それでもなお「生きている」ことが何より大切だというのが、本作のメッセージでしょうか。
難しいものです。

往復書簡 (幻冬舎文庫)

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