アリータ:バトル・エンジェル 感想

映画「アリータ:バトル・エンジェル」を観ました。
2019年3月21日、シネマサンシャイン沼津にて。
2D字幕版。
原作未読。

・こないだ見た「移動都市/モータル・エンジン」の時にも思いましたけど、ああいう世界そのものを映像化できるってすごい

・モーターボールの躍動感とかものすごくてドキドキワクワクしました

・映画自体のお話はいろんな要素が盛り盛りで、それはそれでそういうものなのでしょうけど、モーターボール単体でも見てみたい気持ち

 

・「アリータ」と「移動都市/モータル・エンジン」と、短い間隔で見てしまったからかもしれませんが、わりと似通った部分があるのかもしれません。

・ガール・ミーツ・ボーイという呼び名があるのかわかりませんが、昔ながらのボーイ・ミーツ・ガールと呼ばれるような類型でガール側に主体があるようなの

・ボーイのほうは廃部品集めをしていて

ラピュタあたりはパズーのほうが主でしょうけど、ナディアあたりはナディアが主よね、みたいな、なんかそんなの

 

・上流階級と下流階級とが物理的に上下に隔離されてるのとか
・といっても上下に分断されてるのは他でもちらほら見るかしら
キューティーハニーtearsとか(キューティーハニーでまともに見た作品がtearsだけなもので、キューティーハニーという作品自体がそういう構図のものなのかは存じないのですが)

 

・最後にはアリータのシンボルみたいになっていた刀(モーターボールの観客があの刀に模したバルーンみたいなのを振ってたり)
・あの刀、単にあのハンターさんから奪っただけ、というのはちょっと因縁として弱いように感じてしまったり
・URMの遺物という縁はあるだろうとしても
・なんというかこう、あの刀を後生大事にしているというのは、元ぴっぴよりもあのハンターさんを大切にしているように見えてしまうような気がしてしまいまして
・元ぴっぴの形見なり、育ての親であるところのお医者さん先生の形見なり、というならわかりやすいのですが

・特に思い入れがあるわけでもないけど便利だから使い続けている、というのは、現実にはそういうこともあるでしょうけど、物語作品としてはどうなのかしら、みたいな

・あるいは、あのハンターさんがあの刀を入手した過程で、劇中では語られていなかった因縁があったのかしら、とか

・回想場面に出てきてた同僚のツンツン頭さんが使ってたとかだったのかしら

・いや、過去の因縁は過去の因縁として、現在の因縁は現在の因縁として、それぞれあってもいいじゃん、みたいな

 

 

・お医者さん先生の元妻さんえちえち
・ベッドに寝そべったときのあの格好とか、あれが寝間着なのかしら

・服装が黒とか白とかくっきりしていて、あの服装はあの人の内面描写になっているのだろうか、とか思いつつ

・そういえば、お医者さん先生と元妻さんとが逢い引きして、別れた後、車に乗り込むところでドアの中からサングラスの人がこっちを睨みつけるように凄んでたの、単純に見ると威圧とか牽制みたいなものなのでしょうけど、あの人が車の中に待機しながら、元夫婦の会話の成り行きをヤキモキしながら見守っていたかと思うとちょっぴり微笑ましい気もしてしまうかも

・あの人、自分が操り人形にされているという自覚もあったのでしょうかしらね

 

・主人公さんが記憶喪失というのは、こういう特殊な舞台世界に観客を導入するときに主人公さんと同調して新鮮な気持ちで見られるのがいいのかしらん、とか思いつつ、別のところでそんな話を見かけたと思ったら、異世界転生・転移ものについての議論だったかも
・300年後の世界にタイムスリップしたようなものだとするとほとんど転生みたいなものでしょうし異世界みたいなものでもあるのかも