ジュピター 感想

映画「ジュピター」を観ました。

2D字幕版。

え?、私が○○に?、案件。

ライトノベルも真っ青の、ドリームなお話だったような気がします。

それをいい歳したお兄さんお姉さんが大真面目にやっているものですから、なんだかおもしろく感じてしまいました。

すごく真面目なお話なのに、どことなくなんとなく茶化すような視点を持ってしまうのは、純粋に楽しむ気持ちを失ってしまったみたいで、少し悲しい気もします。



お役所たらい回しが「モーレツ宇宙海賊」っぽいとか、
格納庫に収まったロボみたいな小型宇宙船みたいなのは「アルドノア・ゼロ」っぽいとか、
街中で飛び回ってどかんどかんやってるのは「クロスアンジュ」っぽいとか、
地球の特産物が「ハガレン」の賢者の石っぽいとか、
街中の低空飛行時に道路を走る自動車と衝突しそうなあたりで「魔女宅」っぽいとか、
爆発する要塞の中で渡りハシゴが分断された男女が「ラピュタ」っぽいとか、
結婚式が「カリオストロ」っぽいとか。

言い掛かりみたいなものもありますし、もっと別の明確な元ネタがあるのかもしれませんけれども、ぼくはぼくが知っているものしか知りませんので、知識の不足はご寛恕いただきたく。

基本的にアニメ脳なもので、既見のアニメ作品を思い出して、アレみたいコレみたい、と思ってしまうのですが、
絵で描けばいいアニメに対して、それを特撮で、実写でもって映像化するっていうのは、実はすごいことなのかもしれません。

街中でぐるんぐるん動き回るところとか3Dで見てたら酔いそうなくらいにすごい迫力でした。



背中の羽はもっと大活躍するかと期待してましたが、少し拍子抜けかもしれません。
ヒロインさんが落下していくところで、ばっさぁーっとばかりに翼を広げて颯爽登場☆、くらいのベタベタさを見たかったといいますか。

これまたアニメの見過ぎゆえの先入観ではあります。



あと、お兄さまの人が、たぶん、「博士と彼女のセオリー」でのホーキング博士ではないかしら。

外国の方の相貌をなかなか覚えられないタチなのですが、それなりに本数を見ていればそれなりに見慣れてくるものなのかもしれません。

あの方、めちゃめちゃかっこいいですよね。

ホーキング博士の時の学生服っぽいのもよかったですけど、軍服っぽいコスプレもよくお似合いです。