映画「BUDDHA2 手塚治虫のブッダ 終りなき旅」を観ました。
原作未読。
シッダールタさんがブッダに目覚めるまでのお話、でしょうか。
シッダールタさんが何か特別なことをしたからというわけでもなく、単にあらかじめ天から与えられただけ、という風に見えてしまい、理不尽というか不公平感も。
悲しいものです。
苦行の無意味さとか、草が生える水準。
自らが苦境に立ったからといって必ずしも悟りを開けるわけではなく、どちらかといえば、恵まれた人がそうでない人に向けた上から目線の賜物。
生きとし生ける動物さんたちに説法を垂れる場面は、神々しくも滑稽さすら感じます。
生き物の摂理から外れているのは人間だけなのだ!、って動物さんたちに語りかけでもってしかたないでしょうに。
なんだかなあ。
シッダールタさんの周辺の人々にもいろいろな悲しい出来事が起こりますが、それらがシッダールタさんの内面にどんな影響を及ぼしたのかがわかりにくいかも。
独白がなくて、ただひたすら超越的な感じ。
よくわかりません。
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