夜のとばりの物語 感想
映画「夜のとばりの物語」を観ました。
3D、吹替版。
2D字幕版もありましたが、坂本真綾さんの声を拝聴するためにこちらを。
六つの短編と幕間からなる、色彩鮮やかな影絵のアニメーションです。
・狼男
狼男の騎士と、恋する姉妹のお話。
お姉さんはほんとに騎士さんが好きだったのかしら。
よくわかりません。
「おおかみこどもの雨と雪」も楽しみです。
・うりふたつ姫
死の国へ迷い込んだ旅人が、お姫様をめぐって無理難題に挑むお話。
旅人さんが課題を達成したときの王様のリアクションが楽しいです。
ミツバチさんとイグアナさんとマングースさんが良い人です。
おじいさんに言われたままでは助からなかったわけで、人には(動物にも)親切にしておくものですね。
情けは人のためならず、というのはこういう場合に使うのが正しいのでしたかしら?
・黄金の都
美女の生け贄と引き換えに黄金を提供する魔物が支配する国に迷い込んだ勇敢な男性のお話。
働くことと、お祭りを楽しむこと、が大切だそうです。
祝福の歌が禍々しくて迫力ありました。
・タムタム少年
叩くと人や動物を踊らせる魔法の太鼓と、太鼓を叩く才能のある少年のお話。
太鼓のリズムが心地よいです。
・嘘をつかなかった男
喋る馬と嘘をつかない男性をめぐって、王様たちが嘘をつかせようと勝負する、悲しいお話。
とってつけたようなハッピーエンドに救われます。
・鹿になった娘と建築家の男
魔法使いに囚われてしまった女性と、彼女を助けようとする建築家の男性のお話。
妖精の国へ助けを求めに行くのですが、そこでのキラキラ輝いてるっぷりがものすごくて、3Dで観てよかったと初めて思いました。
そんなわけで、それぞれのお話にはさほど新鮮味はないような気もしますが、幕間の小芝居もあいまって、なかなか楽しい時間でありました。
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