ペルソナ4 感想

映画「Persona4 the Animation -The factor of Hope-」を観ました。

原作未プレイ。
TVシリーズ既見。

原作ゲームを忠実に再現したと評判のTVシリーズの再構成と、TVでは描かれなかったトゥルーエンドのお話です。

これはもう、初見のお客さんはまったく想定していない、TVシリーズありきの編成。
いきなりラスボスとの戦闘から始まる展開はびっくりです。

そこから事件を振り返るわけですが、すでに犯人もわかっているし、さながら解決編です。
そこまではまあ、TVの復習という感じ。

が、その後の新展開が、ものすごいです。
怒濤のペルソナ祭り、ペルソナオンパレード。
ペルソナさんたちのお名前はほとんど存じ上げませんが、なんともまあ雰囲気に圧倒されます。

テーマは幸せとはなんぞや。
虚構の幸福を否定して現実へ帰りなさいと諭すその姿は、虚構の幸福を形成しているゲームの結論としては、なんとも諸刃の剣ではないかしら。などと思ってしまったり。

音楽はさすがの一級品。
TVシリーズで耳になじんだあの曲この曲が、大迫力の音量で、場面を盛り上げます。

こんなのどう考えてもTVシリーズだけでは尺が足りません。
はじめから劇場版も含めて構成を考えられていたのでしょうかしら。

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