ヒューゴの不思議な発明 感想
映画「ヒューゴの不思議な発明」を観ました。
2D字幕版。
駅の時計を管理しているヒューゴくんと、彼の父親の遺した機械人形をめぐるお話。
と同時に、映画史を振り返る壮大なお話。
そして、駅を舞台にした人と人との触れ合いのお話。
とくに、「映画」の部分に重きを置かれていたように感じました。
ヒューゴくんよりもむしろ、おもちゃ屋さんのご主人が主人公ではないかと思うくらい。
実際、ヒューゴくんは、修理はできても、発明というほどのことはしていなかったのではないかと思ってしまいます。
エンディングで申し訳程度に、それっぽい機械を作ったことになっていましたが。
そんなわけで、邦題にはやや誇大表現があるのではないかと思います。
かといって、「ヒューゴ」だけでわかるものでもないし、題名って難しいものだなあと思います。
あと、予告編などで散見した、駅を舞台にした追いかけっこは、正直なところ、その意義がわかりませんでした。
単に映像的なドタバタをやりたかっただけなのかしら。
汽車が走り抜けていく場面については、もしかしたら3Dで観れば、「最初の映画」の追体験として機能したのかも、などと思うのでした。