藁の楯 感想

映画「藁の楯」を観ました。

原作未読。

莫大な賞金が懸けられた凶悪犯を護衛するお話です。

はたして、凶悪犯を命懸けで守る価値があるのか。
難しい問い掛けです。
凶悪犯罪の被害者や遺族に、復讐する権利はないのか。
私的な復讐は連鎖を生じかねないですから、許されるべきではないのでしょう。
かといって、法の裁きだけで、被害者や遺族が納得できるかというと、難しいものがあるのかもしれません。
罪を憎んで人を憎まずとはいえ、罪を犯すのは人なのでしょう。
困ったものです。

ろりこん死すべし。
いえすろりーたのーたっち。



ところで、未遂でもいちおくえん貰えるのだとしたら、もっと応募が殺到しそうなものですがどうなのかしら。
やはり武器も持たず鍛えてもいない一般人には近付くこともかなわないのかしら。
人を殺してまで大金を手にしたいと考えるのは少数派なのかしら。
殺人の罪を被る覚悟が必要ということは、自分のためでなく誰かのためにお金を遺したいという気持ちが必要なのかしら。
いざ自分の身にふりかかったとして、殺したいほど人を憎むことができるのかしら。
悩ましい問題です。