バードマン 感想

映画「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」を見ました。

PG12。
黄色い字幕版。

かつて映画「バードマン」の主演俳優として名を馳せた役者さんが、舞台演劇で再起をはかるお話。

映画と舞台演劇とは別物なのだろうなあ、とか思いつつ、舞台演劇については「毛皮のヴィーナス」とか「幕が上がる」とかで見た程度しか馴染みがないので理解が浅いのかもしれません。

オペラ座の怪人」の、あの仮面の広告が印象的です。

といっても、オペラ座の怪人についてもむしろ金田一少年の事件簿で読んだ知識なわけですが。

ブロードウェイみたいな「舞台演劇こそ最高峰」みたいな感覚は文化の違いかしらと想像しつつ、日本でも2.5次元だとかで舞台演劇を売り出していく方針みたいで、単にぼく自身に接点が無いだけかもしれません。

途切れる間がほとんどないカメラワークも舞台演劇を意識しているのではないかしら、みたいなことはそこらで言及されているでしょう。


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主人公さんと「バードマン」の関係が、実のところ、よく飲み込めていません。

単なる妄想なのか、本当にあの能力があるのか、はっきりとは示されていなかったように思います。

主人公さんがあの能力を発揮するのはたいてい1人のときだったと思いますし、飛び回ってる場面なんかも、むしろ露骨に合成っぽい感じで、いかにも妄想っぽい。

空を飛ぶ場面があると「ジブリっぽい」とか思ってしまうのも悪いアニメ脳なのでしょう。


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音楽が、ほとんどドラムスでどんちきどんちき♪、していてめちゃめちゃかっこいいです。

帰りに町中を歩いているときもどんちきどんちき♪、に合わせてノリノリで歩いている気分でした。

さすがに下着1枚だけみたいな冒険はしていませんけれども。