加藤元浩「Q.E.D.」35巻(講談社)

「二人の容疑者」は、文字通り、容疑者は二人のうちどちらでしょう、というお話。
新登場の刑事さんが出てきますが、こういう空回り系の人物は、使い勝手がよさそうながらも、使いどころは難しいそうだったり。

「クリスマス・プレゼント」は、恒例のミステリ同好会もの。
いつもながら、クイーンさまはお美しい
「犯人はお前だ!!」っと言いたいために、「誰か一人死になさい!」とか言い出すクイーンさまが素敵です。
「我々の周りにいるが目には見えない例の……」
「微生物か?」
「誰が酒 醤油の発酵の話をしてんだ!」
って、こんなところまで醸されて、さすがは講談社さんですな。
ともあれ、燈馬君くんも楽しそうでなによりです。