名探偵コナン2015 業火の向日葵 感想

映画「名探偵コナン 業火の向日葵」を観ました。

ゴッホの「ひまわり」をめぐるお話。

東郷青児美術館で見たことある〜☆、とかきゃぴきゃぴとミーハー気分でした。

が、恥ずかしながら、「ひまわり」が7種類もあるとは存じませんでした。

空中の動きとか、アクション場面ではめちゃめちゃ動いていて、アニメーションすごいなー、と感嘆していましたが、
(Q冒頭の弐号機の宇宙での動きを思い出す方向性の、ぐりんぐりんと回転したりカメラと被写体の距離が近づいたり離れたりみたいな滑らかな動きで)、

お話の側はがばがばというか、いろいろともったいない感じ。

七人の侍とか出すなら7人それぞれに役割というか見せ場があればいいのに、描写にムラがあるのか、あの人は何をしていたのかしらくらいにあまり印象に残ってない人もいたりして。
クレしんさんと続けて見てしまった弊害かもですが。)

メガネさんといちゃいちゃしていたラテン系っぽいお姉さんと、シャツの襟を立てていたお姉さんとの役割の違いがよくわからなかったり、運搬担当とか言ってたガタイのいいおじさまの存在意義もよくわからなかったり。

って、キャスト、榊原良子さんだったのですか。
気がつかないだなんて我ながら情けない。

容疑者を増やしたかったのかもしれませんけれども、それぞれの役割がわからないと、存在を認識することすらできやしない気がします。
(理解しようとせずにぼんやり眺めていたせいかもしれませんけれども。)

榮倉奈々さんは、まあ、うん。
いや、意外と、ええ。


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あと、たまたまぼくが見た上映だけかもしれませんけれども、音声がぶつぶつしていてなんか変でした。

イヤホンのプラグがしっかり入っていないときになんか音が遠いような、ステレオになってないような感じが、ちょいちょいあったりしまして。

ああいうのは劇場の係員さんに伝えるべきだったのかしら。


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(2015/4/20追記)
ひまわりが題材のお話ということで、エンディングで、一面のひまわり畑の映像(おそらく実写)が流れます。
ひまわり畑といえば、旧い大人としては、当然のように「月姫」の琥珀さんを思い出すべきところなのですけれども、最近のアニメにもそれなりに親しんでいる身としては、「白銀の意思アルジェヴォルン」とか「天体のメソッド」も忘れずに覚えておきたいと思います。

ひまわり畑の映像を見ると、実写とアニメの違いみたいなものも感じたりします。
アニメでは、花(頭花というのでしょうか、いわゆる「顔」の部分)がずらりとこちら側(カメラ側)を向いてそろって並んでいる画面を描くことができますけれども、実写の場合には、なかなか、全部の花の向きをそろえるのは難しいのかしら、などと思ったり、逆に、絵で描く以上は花がこちら側を向いているほうが描きやすそうで、そっぽを向いているような絵にするほうが難しいのかもしれない、とか思ったり、めんどくさいことを妄想するのでした。

(2015/4/21追記)
上映前の映画泥棒さんの広告で、カメラ男さんとコナンさんがコラボってました、というのを記録しておくのを忘れてました。