Q.E.D.とC.M.B.
加藤元浩「Q.E.D.証明終了」29巻と、「C.M.B.森羅博物館の事件目録」7巻を読みました♪
相変わらず、人が死んだり死ななかったりの、推理ものです
「Q.E.D.」は2編。
一つ目の「エレファント」では有名な映画の海賊さん?と、『ポアンカレ予想』とのコラボレーション♪
このマンガ、主人公が理数系の天才なんで、時々、数学ネタが出てくるわけですが、やっぱり難しい
まぁ、本題は別のところで、トリックがなんだそりゃ?ってのは、ご愛嬌ですかね?
ミステリ同好会のモルダーくんが、意外な重役を担ってましたね〜
あと、同じくミステリ同好会のクイーン様の、「あんた、難しい言葉 聞くと自動的に賢いって思うタイプ?」って台詞にはグサッとやられました
それにしても、社長さん、素敵ですね〜
こういうかっこいい女性、大好きです♪
二つ目の「動機とアリバイ」は、タイトル通り、オーソドックスなアリバイ工作もの。
動機とアリバイを別々のアプローチで追っていく構成がちょっぴりおもしろく感じました。
トリックも、犯人追及も、設備を上手に使ってます
一方、「C.M.B.」は、博物館の館長さんが主人公で、美術品や動植物関係のお話が多いのが特徴でしょうか?
7巻では、
「飛蝗」イナゴの大群と幻の野鳥
「鉄の扉」鉄扉の密室
「イン・ザ・市民プール」東京では絶滅したはずの昆虫
「ザ・ターク」考える人形“ザ・ターク”
の、『4つのドラマ、4つのミステリー』です。
(ほとんど、帯から引用)
今回、人が死んだのは、4編中1編だけでした
「飛蝗」は、山林開発を子どもの視点から見たお話。
ややステロタイプな感はありますが、藤子F先生の「ユメカゲロウ」を想起するような、いいお話です。
「鉄の扉」は、本筋はともかく、マウちゃんがかわいいです
「イン・ザ・市民プール」は、日常のちょっとした謎というかすれ違いというか…
先日の「春期限定いちごタルト事件」と同じような雰囲気を感じるお話です
「ザ・ターク」は、チェスを指すからくり人形にまつわるお話。
そう、謎とか秘密とかがあるから、神秘的で魅力的なんだよなぁ〜、というお話。
最近、何かとカラクリづいてる気がしますが、やっぱり良いものは良いです