Q.E.D.証明終了3

第三話は原作8巻収録の「学園祭狂騒曲」でした。

学園祭の前日、他と隔絶した校舎の一角で、四つのグループの出し物が四つとも荒らされてしまう、という事件が発生します。

被害者は、
水原可奈さんや燈馬想くんを擁しメイド喫茶を開く女子剣道部、
上方落語を演じる落語研究会
お化け屋敷のミステリー研究会、
ヴィジュアル系な軽音楽部、
の四団体。

複雑な利害関係と確固としたアリバイの中、誰が何のために荒らしたのか…?
というお話です。


原作の中でも特に賑やかな一編ですが、見事に映像化されていたのではないでしょうか。

お化け屋敷を、他のお話で出てくるミス研にするなど、原作がわかっているからこその改変も、効果的でした。

高校生らしいかどうかはわかりませんけども、良い学園ものだったと思います。


水原警部と笹塚刑事のやり取りもおもしろいアクセントになっていました。


そして、燈馬くんの内面にも少し触れられていましたが、これは次回への布石の意味もありそうです。