第8回は原作24巻収録の「罪と罰」でした。
連続窃盗事件に便乗した模倣犯が殺人事件に遭遇してしまうという、被疑者の視点から描かれるお話です。
主人公のはずの燈馬くんや可奈ちゃんが脇役になる代わりに、水原警部が大活躍でした。
基本的には原作通りですが、最後の最後のところで、ドラマとしての一工夫があって、視聴者に考えさせるような作りになっています。
正直、このお話では、燈馬くんが出てくる必然性があまり無くて、警察だけで充分な気がしたり、証拠の決め手が弱い感じがあったりなのですが、
そのあたりを、水原父娘のお話を絡めてぼかしつつ、燈馬くんに問題を突き付ける形に仕上がっていて、うまくまとめたな〜と思いました。