火花 感想

映画「火花」を観ました。
2018年1月3日、横浜ブルク13にて。
原作未読。
Netflix 版のをNHK で放送してたときに1話目だけ見た覚えがあります。

漫才の芸人さんたちのお話。

・冒頭の熱海での「地獄」「地獄」「地獄」が後々に活きててよかったです。

ドラえもんの存在がぼくの中で大きすぎて意識しないようにするのは難しかったのですが、それでもなお、菅田将暉さんすごかった。

・ただ、あれは漫才を見にきたお客さんにとってはどうなんでしょう。スパークスのファンだけでもなかったでしょうに。

・同時期同年代の他の芸人さんたちの姿をもっと描きたかったのではないかと思いつつ映画では時間的にきびしかったのかも。オーディション会場みたいなところで階段にぎっちり並びながら本番前の練習してる人たちの姿みたいなのが、たぶんもっとそこかしこにあったのだろうと想像しつつ。

スパークスが売れていく過程がダイジェストっぽくて、いつの間にそんな売れたんだろうと思ってしまったり。学園祭に呼ばれるようになったところからテレビに出演するようになったあたり飛躍してたというか、テレビに出られて嬉しいヒャッハーみたいな部分が無かったような気がするような。

・売れたフリをして調子に乗ったフリをしていたみたいな部分がモノローグで済まされていたからかしら
そのわりに調子に乗ってる部分が見えなかったというか。

・なんとなく、「ヤング・アダルト・ニューヨーク」(原題: While We're Young)と通じる部分もあるのかも



・「火花」というタイトルではあるものの、その火がひとつだけではなくお互いに干渉しあって連鎖的につながっていくというイメージのようなので、粉塵爆発みたいとか思ってしまったり。題名としては「火花」のほうがかっこいいけど。