ヘイトフルエイト 感想

映画「ヘイトフルエイト」を観ました。(3月12日観賞分、MOVIX清水)

猛吹雪で山中の店(服飾店らしいですがほとんど酒場みたいな)に閉ざされた人たちによるクローズドサークルもの。
疑心暗鬼な心理戦のようなひしひしとした緊張感がすごいです。

ただ時代背景がリンカーン大統領の頃らしく、南北戦争前後の知識がぼくには無いもので、たぶんセリフに込められた意味を読みとれていない部分も多いような気がします。

論理的に相手の嘘を見破って追い詰めていく推理ものっぽい要素と、とりあえず拳銃をぶっ放して黙らせようとする力押しの要素とが綯い交ぜになっていて、いつ誰が暴発するかわからない奇妙な連帯感のようなものもあったりして。

と、人間の愛憎劇みたいな部分もそれはそれでおもしろいのですが、
雪を被った十字架を大写しにした画面に劇伴曲が流れている映像(カメラはゆっくり動いてる)だけのオープニングの、どんなお話が始まるんだろうと期待が高まっていく感じがして、なんか好きです。