フリースタイル28 感想

「フリースタイル」28

今さらですが、特集:THE BEST MANGA 2015 このマンガを読め!

やはり、このくらいとんがってるのが心地よいです。

自分では全然読んでもいないのに、「この作品を選ぶとはわかっておるではないか」、みたいに上から目線でニヨニヨできます。

フツーのマンガでは飽き足らなくなったような、ちょっとばかり「通」を気取りたいようなニワカにはうってつけ。

「ドミトリーともきんす」のような、フツーではまず手にも取らなそうな(あるいは、存在にすら気づかなそうな)判型の本をさも当然のようにごく自然に選出するような方々の時点でお察しではあります。

後追いながら店頭で見かけて、「これか」、となりました。
もちろん即購入。

パラパラめくってはみたものの、これは腰を据えて読まねばと気を引き締めてます。

バンドデシネのような海外作品も入っているのも、他誌のランキングではあまり見ない傾向の気がします。
(「リトル・ニモ」あたりはあったかもしれませんけれども。)

「知ってる、この作品を選ぶ人なら信用できる」、と、「読んだことないけどなんだかおもしろそう」のさじ加減が良い塩梅に思えます。
(あくまでも、ぼく個人にとっては。)

いわゆる「メジャー」なものは、各所でちらほら見かける機会が多いためか、「読んだことないけど、こういうお話なんでしょ?」、みたいになんとなく知ったような気分になってしまって「読まなくてもいいかな」と思ってしまうことが多いのですが、

本書の選出作品は、なんだか予断を許さなそうなものが多そうで、「読んでみないとわからないのではないか」という予感をひしひしと感じます。

我ながら偏見と先入観が強いとは思うのですが、「刺激の強いものを受けてしまうと、より過激なものを求めるようになる」みたいなエスカレート理論を改めて感じます。



選出されている作品群のうち、どれだけをぼくが読むことができるかはわかりませんけれども。