リアル・スティール 感想

映画「リアル・スティール」を観ました。

吹替版。

人間に替わってロボットがボクシングをする時代のお話。

母親を亡くした少年マックスくんと、離れて暮らしていた父親チャーリーさんとが、ロボットのボクシングを通して心を通わせていきます。

チャーリーさんは元ボクサーで、今はロボットボクサーを操作するお仕事をしています。

が、なかなかうまくいかず、お金に困って、母親を亡くして引き取られてきた息子のマックスくんを親戚に売り飛ばそうとするくらい、ダメダメな父親でした。

が、ごみ捨て場で発掘したロボットのATOMさんを介して、マックスくんとチャーリーさんとの心が近付いていきます。

ATOMさんは、旧型で小柄ですが、スパーリング用のものらしく頑丈にできている上に、見たものの動作を模倣するという特殊機能が備わっているのでした。

その他に登場するロボットもそれぞれ魅力的で、最後に対決することになるチャンピオンのゼウスさんをはじめ、やられ役な双頭の人(名前失念)とか、金ぴかなミダスさんだとか、超悪男子なノイジーボーイさんだとか、各々が存在感を見せつけてくれたように思います。

細かい欠点を挙げようと思えばいくらでも挙げられそうな気もしますけれども、それを補って余りあるほどの、熱量と感動があったように思います。

ボクシングというのは、単純な殴り合いのように見えるのに、どうしてこうも見る人の気持ちを盛り上げるのでしょうか。