ネムルバカ

もう一冊、
石黒正数ネムルバカ」、(徳間書店 RYU COMICS)は、大学生のお話。

裏表紙から引用すると、
《大学の女子寮で同室の<先輩>鯨井ルカ&<後輩>入巣柚実。バンド活動に打ち込む先輩は、いつも金欠ピーピー状態。これといって打ち込むもののない後輩はバイトの日々…。ぬるま湯に頭まで浸かったような、でも当人にはそれなりに切実だったらもする<大学生>という不思議な時間―。》
です。


バンドで夢への壁をぶち破ろうとする先輩と、日々ぐだぐだとバイトに勤しむ後輩との、対立のような共生のような、ビミョーな距離感が、心地好く感じます。

冒頭で先輩の失踪が予告されていて、そこへ向かって先輩は疾走していくわけですが、
その焦燥やら鬱屈やらみたいなものが、最終話で一気に爆発します。

我ながら単純だとは思いながらも、こういう迫力やら熱気やらには弱いのです。



あと、萌えナビのナビ子ちゃんがか〜いいです