2010-11-13から1日間の記事一覧

水谷フーカ「この靴しりませんか?」、芳文社

「つぼみ」誌で掲載された作品を収めた短編集です。表題作をはじめ、「オオカミさんの憂鬱」「雪のお姫様」「はみだし音楽隊」と、童話をモチーフにした、百合?微百合?なお話。日々のあれやこれやに疲れた心身を潤すのにもってこいな作品だと思います。

西炯子「亀の鳴く声」、小学館

高月家を中心にした群像劇、とでも捉えればいいのでしょうか。いろんな出来事が同時進行並列展開で、なんやかんやてんやわんや。日々のあれやこれやとは関係なく、家族っていいなと思い出すにはもってこいな作品だと思います。

西炯子「ちはるさんの娘」1巻、双葉社

五十嵐ちはるさん(80)洋裁店店主と、次女の五十嵐ちなつさん(38)人気ミステリ作家ばついち、 の2人を中心にした4コマ風コメディです。ちなつさん(38)は、「女男の一生」のヒロインさんと思考回路が似通っている感もありますが、 本作では、とにかく、…

西炯子「女男(おとこ)の一生」1〜3巻(完)、小学館

女偏に男の漢字が出ないです。悔しい。30代半ばの女性エンジニアさんと、50過ぎの男性大学教授様のお話みたいです。個人的な諸事情により、どうしてもヒロインさんの側に感情移入しやすいわけですが、 その反面、ヒロインさんが抱える一部の諸事情に関しては…

玉置勉強「彼女のひとりぐらし」1巻、幻冬舎

「みそララ」とは打って変わって、こちらは、スタジオから独立してフリーランスとなったデザイナー兼イラストレーター輿水理香さん26歳の、 ぐだぐだなひとりぐらし奮闘記というかなんというか。男女の差はあれども、激しく既視感を覚えるようなあるあるっぷ…

宮原るり「みそララ」1〜4巻、芳文社

4年間勤めた商社が倒産したのを機に、小ぢんまりとしたデザイン会社でライターへと転身した麦田美苑さん通称麦みそさんと、愉快な仲間たちの4コマです。 これぞまさにストーリー4コマ、というくらいに、しっかりとした筋立てで着実に麦みそさんたちが成長し…