西炯子「女男(おとこ)の一生」1〜3巻(完)、小学館

女偏に男の漢字が出ないです。悔しい。

30代半ばの女性エンジニアさんと、50過ぎの男性大学教授様のお話みたいです。

個人的な諸事情により、どうしてもヒロインさんの側に感情移入しやすいわけですが、
その反面、ヒロインさんが抱える一部の諸事情に関してはあんまり知りたくないな〜、なんて思ったり。

舞台が、鹿児島と神奈川がくっいたような異次元空間というのも、(個人的に)運命的な巡り合わせを感じたり。

どう足掻いたって50くらいまでにあんなナイスミドルになるのは無理だよな〜、と絶望したり。

お話のおもしろさとは別の次元で、個人的にドツボにハマってしまうのでした。

日々の仕事と独り身の寂しさに疲れた心身を絶望のどん底に突き落とすにはもってこいな作品だと思います。