映画 すみっコぐらし 感想

「映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ」を観ました。

2019年11月9日、Tジョイプリンス品川にて。

 

恥ずかしながらすみっコぐらしという作品をあまり存じあげてなくて、少し前のデレパにシンデレラガールズ劇場の監督さんであるまんきゅう監督がゲスト出演した際にしきりにすみっコぐらしの告知をしてたのでせっかくだからくらいの気持ちで見に行ったわけですが、休日の昼間とはいえ満席完売ということに驚きました。

デレパのときもすごい人気らしいみたいな話だったとはいえぼくの観測範囲ではあまり見かけた記憶がなかったので、これほどとは思っていませんでした。

 

中身としても、登場キャラクター紹介から始まったのでぼくみたいにまったく予備知識がない観客でもすんなりわかるようになっていましたし、ゆるふわな絵柄でありながらもさまざまな「すみっこ」事情をかかえたすみっコさんたちの造形がとてもいいなあなんてどこか大人目線で見てしまっていたのですが、客席から素直な笑い声があがっていて、ターゲットのお客様たちの心をしっかりつかんでいるんだなあとも思いました。

 

とびだす絵本の仕掛けのおもしろさや、桃太郎だのマッチ売りの少女だのといったいろんな童話の世界に入り込む楽しさやら、いろんなワンダーが詰め込まれていたように思います。

あと、絵本のナレーションのお姉さんがナレーションで進行をごり押すとこすき。「おばあさんは川へ洗濯に行きました」というナレーションでもすみっコたちが動かないと「おばあさんは川へ洗濯に行きました」のナレーションを繰り返して押し進めようとするようなの。

(どことなくシンデレラガールズ劇場での千川ちひろさんの役回りを思わせるようなの)

 

観客をドキッとさせるような仕掛けもあったり、その仕掛けに対するフォローというか解決策もほんわかするものだったり、エンディングの映像まで含めて、とてもよい体験でした。