極道大戦争 感想

映画「極道大戦争」を観ました。(6月27日分)

やくざでばんぱいあ☆、なお話。

どうにも体質的に相性が悪かったらしく、ひさびさに苦痛なひとときでした。

素材や題材はおもしろそうだったのに、どうしてこうなったという感じ。

他作品と比較するのは行儀が悪いですが、『Zアイランド』がめちゃめちゃおもしろかったのに対して、こちらはなんとも残念な感じです。

間とかテンポとかリズムみたいな部分が致命的に合わなかったのかもしれません。
じれったくてイライラする感じ。

なんか突拍子もないことをすればおもしろいだろうみたいな、あざといウケ狙いが滑っていたみたいなのも、ちょっとつらいです。

棺を背負った聖職者さんとか古典的なアキバ系に見せかけた格闘屋さんはまだしも、河童さんが、悲しいです。

あ、カエルさんは好き?。
カエルさんの肉体がものすごく綺麗でした。

あと、アキバ系の格闘屋さん、片桐仁さんかと思っていたのですが、本職の方らしくて、自分の無知が恥ずかしいです。

リリーフランキーさんはこちらでも大活躍。引っ張りだこですね。

地下の方々も豪華っぽくて、無駄遣いというと言葉が悪いですが、贅沢な感じです。

お話のテーマとしては、「ヤ」の人たちはカタギが居なければ生存できない、という視点はなんだか新鮮でした。
その解決策としてカタギを栽培するという発想もおもしろいのですが、それがお話自体にあまり有機的に活用できていなかったような感じが、もったいない気がしました。

感染しているのかしていないのかを外観で判別しにくくて、敵味方の勢力分布がわかりにくかったのも、追い詰められてる感とか絶望感みたいなのを感じにくかった要因かもしれません。

『Zアイランド』感想 → Zアイランド 感想 - 思い出の小箱の隅