狼と香辛料X

支倉凍砂狼と香辛料X」(電撃文庫)を読みました。

「狼の骨」を探すために海を渡った先で、修道院と経済同盟との衝突に巻き込まれたり、黄金の羊の伝説の秘密を知ってしまったりするお話でした。


ホロさんとロレンスさんとの距離が着実に狭まりつつある様子にほっこりしながらも、
故郷を追い求めるホロさんと、故郷を離れて新しい故郷を築き上げた人たちとの対比に心を打たれたり、
最後に本文中では明示されないホロさんの故郷に関する不穏な噂が気になってしまうのでした。