霧恵マサノブ「海神」「海贄」「海宴」(ヒット出版社)

ごく一部で局所的に話題の“海”シリーズです。

もともとはシリーズものとして連載されていたわけではないらしく、背景に繋がりのある短編の連作というような体裁なのですが、
リヴァイアサンの名前で有名なレビアたんを中心に、各短編の登場人物たちが入り組みあって、時間も空間も飛び越えて大きな物語を練り上げていく様は、なんとも壮観です。

かなり過激な内容なので決して万人におすすめするわけにはいかないものの、
たまごまごさんではないですが、こういう作品があるからまんがはおもしろいんだよなぁ、とか思ってしまいます。