I LOVE スヌーピー 感想

映画「I LOVE スヌーピー THE PEANUTS MOVIE」を観ました。

2D吹替版。

実はTHE PEANUTS のことをあまりよく知らないもので、あまり説明もなく登場人物が出揃った状態からのスタートに少し戸惑いました。
見ている間に性格や人間関係がわかるようにはなりましたけれども。

チャーリーブラウンさんはダメダメだなんて評判みたいですけど、かなりの努力家というかがんばりやさんというか、結果が伴わないのも運が悪かったり間が悪かったりくらいで実力が無いわけじゃないようです。
ただ結果的に失敗体験を繰り返してしまっているために自己評価が低くなっているのかと。
周囲もまたダメと見るや猛烈に叩くくせに優秀な人にはおもねへつらって尻尾を振るような人たちばかりで、なんというか、環境もあまりよろしくないようにも見えます。
まともなのはライナスさんくらいではないでしょうか。
全体を通してライナスさんだけがチャーリーブラウンさんの理解者だったような気がします。
あとヒロインさんも、か。

読書感想文を書くときに付箋紙を糸で結ぶやり方とかすごいですね。
ちゃんとした文章を書く人はあんなテクニックを駆使しているのか。
思いついたままをだらだらと書き並べるだけとはわけが違うみたいです。
戦争と平和を1日かそこらで読破してるし、感想文を書くのに1000単語をちまちま数えてるし、チャーリーブラウンさんって能力高そうですね。

チャーリーブラウンさんサイドと並行するように、スヌーピーさんサイドのお話も進行します。
赤い悪魔、レッドバロンさんとの対決です。

チャーリーブラウンさんサイドとスヌーピーさんサイドとの重なりがあるような無いような不思議な感じではありました。

音楽も軽快な感じで心地よかっただけに、エンドロールで流れた絢香さんの歌だけがなんだか異物感があったような気がします。

そういえば外国では先輩後輩みたいな概念があまり無いから日本語から転化したsenpai って言葉が使われてるみたいな噂を目にした気がしますけれども、
吹替ではペパーミントパティさんが先輩と呼ばれていたところは原語だと何て言っていたのか少し気になったり。