007スペクター 感想

映画「007 スペクター」を観ました。

007シリーズのことはあまり存じません。

オープニングからタコ全開でした。
シンボルマークみたくなっている指輪のマーク、蜘蛛かと思っていたのですが、蛸だったみたいです。
浮世絵の蛸と海女さん的なアレでしょうか。
クトゥルフ的なアレやコレやが海産物らしいみたいな話とも関連しているのかしら。

そういえば冒頭のメキシコの骸骨祭りも国芳みたいでしたね。

お話としては世界中をあっちゃこっちゃ飛び回っていましたけど、結局のところ何がしたかったのかはよくわかりませんでした。
007さんが所属する部署が無くなりそうだから存続させたいがためになんやかんや抵抗していただけのように見えなくもないというか。
あの新しい上司の人が取り組んでいた国際的なつながりの組織で何が問題なのかがよくわからなかったというか。
わりと007さんの個人的な事情が大きく作用していた気もしますし。
カッコウの話は、3月のライオンの香子お姉さまを思い出すような感じもありました。

砂漠の貴重なオアシスみたいな施設を大爆発させたりも、なんだかもったいないという言葉では足りないくらいに破壊的でした。
あれだけの水を引いたり設備を整えるのは大変でしょうに。

メキシコでもお祭りの真っ最中にビルを倒壊させたりヘリコプターを墜落させたりしてましたし、007さんは国際的な立場から見たらむしろ危険なテロリストにも見えるかもしれませんね。