リトルプリンス 星の王子さまと私 感想

映画「リトルプリンス 星の王子さまと私」を観ました。

2D字幕版。

サン・テグジュペリの「星の王子さま」は読んだことあると思いますけれども、あまり記憶には残っていません。
やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」の文化祭編で引用されていて、ほうほうなるほど、と思って読んでいた程度。

昔、砂漠で星の王子さまと出会ったという老人と、管理社会に圧迫された女の子との交流のお話、だろうと思います。

星の王子さま」原作のお話に相当する回想場面の、クレイアニメみたいな質感が、とても素敵です。

後半では意外にも大活劇が繰り広げられて、手に汗握る大冒険も堪能できます。

あの人はまあアレですが。

星の王子さまの登場人物では帽子の人がかわいらしくて、なんか好き。

シングルマザーの母親(重複表現)とその娘、という人物配置はちょうど「心が叫びたがってるんだ。」を思い起こさせます。
母親の娘さんに対する接し方に差異はあるものの、作り手側の問題意識としては通じる部分もあるのではないかしら。



片親の子のお話はいまどきではよくある話みたくなりつつありますが、片親で育った子は結婚に憧れを持つことができるのかしら。
両親が健在でもあまり仲が睦まじいというほどではなかった場合に結婚や家庭に幸せなイメージを持ちにくいみたいな現象は片親の場合にも生じたりしないのかしら。

少子化とか晩婚化、非婚化みたいな話を見聞きしても、結婚とか子育てとかってたいへんそうだなーとしか思えなかったりするような気がするのです。

幸せな家庭のお話を見ても逆に自分であれを築くのは難しそうだなーと思ってしまう。

なんだか手詰まり感があるような気がして、対策を考えなくちゃいけない方々はたいへんそうだなー、と思います。

リトルプリンス 星の王子さまと私 アートブック

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リトルプリンス 星の王子さまと私 (竹書房文庫)

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リトルプリンス 星の王子さまと私 (集英社みらい文庫)

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リトルプリンス 星の王子さまと私

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星の王子さま―オリジナル版

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