ゆるゆり なちゅやちゅみ 感想

映画「ゆるゆり なちゅやちゅみ」を観ました。

2回目。

こうして、多少の時間差はあっても、地方でも上映してもらえるのは、ほんとありがたいものです。



原作未読、テレビシリーズ未見な上に、いわゆる日常系とかきらら系とか言われているような、「ごちうさ」さんとか「きんもざ」さんとかもろくに見ていないので、本作が相対的にどういう位置付けになるのかわかりませんが、
この丁寧さ、繊細さみたいなのは、なんかすごいです。

特定の人物の対が基礎にあって、それらが多層的に複雑に入り組んでいるように見えます。

個々の特色はさほど強くなくとも、2人で対になることで、組み合わせによってそれぞれに異なる多様な化学変化が生じるあたり、さすがは「ゆり」。

人と人とが衝突したときの摩擦こそが物語なのだ、的な感じでしょうかしら。



前回も書きましたが、やはりあの動物の夜着はたぶんいろいろと示唆的な気がします。

あの綺麗な朝日からの鮮やかなタイトル回収という巧みさも素晴らしい。

生徒会の黒髪さんだけしゃべらないどころか存在すら透明な嵐っぽかったのだけは気になりますけれども。