早坂吝「○○○○○○○○殺人事件」、講談社ノベルス
表題の○に入る言葉を当てる挑戦状付きですので、巻末に書いてある答えが目に入らないように注意してください。
事件としてはいたって素朴な、絶海の孤島に立つ館もの、の体。
ただ、中盤のとある一言で、世界ががらりと様相を変えます。
もちろん注意深く読んでいる方はそれ以前に気づいてしまうでしょうけれども、
それが判明した瞬間に、それまでの違和感に納得がいくと同時に、変な笑い顔になってしまいました。
電車の中とかで読む際は周囲に注意が必要です。
意外な真相ではありますが、マンガアニメ分野に依存しているマイノリティとしては、他人ごととは思えない部分もあるような気がしたのでした。