映画「弱虫ペダル Re:RIDE」を観ました。
高校自転車部のお話、の総集編になるのかしら。
入部の頃のいざこざや合宿はすっ飛ばして、いきなりインターハイ開幕です。
原作もテレビシリーズもインターハイの手前で止まっていたので、新鮮な気持ちで見ることができました。
ちょっとしたトラブルによる転落と、そこから主人公補正の超パワーでの挽回劇と。
主人公側のワンサイドゲームにならないよう慎重に配慮された王道展開です。
(あえて「王道」という単語を使います。)
もちろんその背景には個々人の才能とたゆまぬ努力の積み重ねがあるわけで、どこを切り取っても何かしらのドラマがある巧妙さ。
さらには、圧倒的に見える絶対的な敵、御堂筋くんの存在の大きさもすばらです。
極悪非道を通り越して滑稽にすら見えるほどの絶対的な壁。
こりゃすごい。
追い抜かれてうわぁってなったり、追いついてきてうおぉってなったり、見ているこちらも一喜一憂に忙しい、感情の起伏の大きいドラマでありました。
全3日行程の1〜2日目まで、それも2日目の決着はお預け状態というなんとも歯切れの悪い区切りではありますが、この後そのまま次のテレビシリーズへつながる構造なのかしら。
合間に挟まる新作パートと思しき温泉でしっぽりな雰囲気も微笑ましくて、ところどころ笑い声も起こっていました。
何はともあれ、誰かに自分を認めてもらえるって、幸せなことなのだなあと思います。
それなりの努力をしておく必要もあるようなので、ぼくには難しそうではありますが。
努力したくない。
働きたくない。
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