キネマ旬報セレクション「高畑勲」 感想

「キネマ旬報セレクション　高畑勲　「太陽の王子ホルスの大冒険」から「かぐや姫の物語」まで」、キネマ旬報社

かぐや姫の物語公開に合わせて、高畑勲監督関連の書籍がいろいろ出ているようですが、そんな中なんとなく興味を引かれて購入。

映画作品が中心ではありますが高畑勲監督の経歴をひとまとめに読むことができます。
中でも、宮崎駿さん、富野由悠季さん、押井守さんとの対談記事が掲載されているのが嬉しいです。
他の媒体からの再録ではありますが、今となっては実現が難しそうな顔ぶれになんだか恐れ多いです。
富野さんはこのとき「ガンダムには黒人がいない」と指摘されたのを根に持って、Vや∀を作ったのかしら、なんて思ったり。

かぐや姫についてもいろいろありますが、ひとまずは田辺修さんという名前を覚えておいたほうがよさそうな雰囲気。
WOWOWでの密着特番は放送終わってしまっていたのか……。
どのみち観られませんけども。

高畑作品の振り返りとして、ホルスから始まり、パンダコパンダ、じゃりン子チエ、セロ弾きのゴーシュ、柳川堀割物語、とジブリ以前の(柳川はジブリに含むのかしら)作品群についても充実しています。
ほとんど未見なので、ほうほうなるほど、程度の理解ですが、こういった形でも一端に触れると、観たくなってしまいます。

キネマ旬報セレクション 高畑勲 「太陽の王子 ホルスの大冒険」から「かぐや姫の物語」まで (キネマ旬報ムック キネマ旬報セレクション)

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