累 -かさね- 感想

映画「累 -かさね-」を観ました。
2018年10月14日、シネマサンシャイン沼津にて。
原作未読。

・唇に塗ってキスをすると相手の顔と入れ替わる不思議な口紅を使って、二人の女性たちが共同生活しながら女優道をのし上がっていくお話

・「外見」と「中身」が交換可能という設定はある種のアバター的な感覚というか、ヴァーチャルな感じもなくもないかも。
(個人的な関心がヴァーチャル方面に向いているせいでそういう風に見てしまっているのかもですが)

・本作では時間制限とか制約が多くてあまり入れ替わる人数を増やせそうにないですが、使い方によってはいろんな顔を使い回すようなお話も考えられたりするのかしら
山田くんと7人の魔女とか既にやってるか)

・「カモメ」のエピソードでおしまいかと思ったら更に深く掘り下げていってて、すごい

・お母さま役檀れいさんの迫力すごいというか、立ってるだけで怖くてホラーかと

・女性二人の共同生活ではあるものの、ほんわかゆりゆりきゃっきゃうふふというよりかはもう少し利用したりされたりの利害関係とか愛憎悲喜交々入り混じってて、そのくせ片割れの寝たきりの世話をしたりもあって、抜き差しならない関係みたいなのもいいなあと思いました。