HiGH&LOW THE MOVIE 3 FINAL MISSION 感想

映画「HiGH&LOW THE MOVIE 3 FINAL MISSION」を観ました。
11月11日、横浜ブルク13にて。

ハイローシリーズは恥ずかしながら前作「END OF SKY」(ザム2)だけ見ました。

前回の終盤で九龍グループと真っ正面から対立することになってからの、そのままの続きではありますが、少しばかり時系列が前後してコブラさんのサービスシーンから始まるあたり、サービス精神の塊のような映画だと感じます。
いわゆるビーチ姫状態とでもいうのでしょうか。

前半はとにかく九龍グループが圧倒的なまでの格の違いを見せつけてきます。
もうやめて!、と言いたくなるくらい。

それでも、あれだけのことをやらかしていながらも、負傷者は数多かれども死者はごく一部を除いてほとんど出ていなかったのではないかしら。
劇中でも言及されていた通り死体の後始末がめんどくさいという理由もあるのでしょうけれども。

案外、爆薬でドッカーンとできればそのあたりもうやむやに処理できるかもみたいな目論見もあったのかしら。
行方不明扱いにしておいて、後から爆破地域に勝手に侵入して巻き込まれてましたみたいにすれば足がつかないみたいな隠蔽工作とかできそうかも。


「隠蔽」は本作の大きなテーマでした。
SWORD地区に隠された過去の負の遺産
前作ではUSBメモリをめぐるすったもんだがありましたが、今度はそのミッションが「3つの証拠を集めろ」になった感じ。
「FINAL MISSION」というタイトルは伊達じゃありません。



廃工場の屋根に穴があいて日が射し込んでいるところに植物が生えている様子とか、絵になります。
映画版ナウシカの最後に、ナウシカの落としていったマスクの脇に芽が生えてきたみたいな、ああいう希望を感じさせる雰囲気。


今回はちょっぴりアクション控えめなのかなーなんて思っていましたが、中盤くらいからガンガン動き回るようになっていきました。
やはりあの高低差を利用した立体的なアクションがものすごくかっこいいです。
見ていてワクワクします。


九龍グループとの抗争はなんとなく九龍側が自滅したような感じもあって、万事がスッキリ解決とまではいかなかったように見えましたし、ジェシーさんたちも何やら暗躍しそうな雰囲気でしたし、まだまだ続くのかしら。


小泉今日子さんとYOUさんがどういう役柄なのかよくわかっていませんが、存在感はとても大きかったです。
飯島直子さんも。