亜人 感想 (実写版)

映画「亜人」を観ました。
実写版。
10月15日、横浜ブルク13にて。
原作未読。
アニメ版は劇場公開されてた3部作は観ました。

(原作はわかりませんが)アニメ版にあったエピソードがいくつかなかったり登場人物が少なかったりするようで、上手に取捨選択整理して1本の映画としてまとめてあった印象です。

何より、アクションがものすごい。
ごく普通に生きてきた研修医にしては身体能力高すぎなんじゃと思うくらい、佐藤健さん(永井くんのほう。劇中人物に別の「佐藤さん」もいるからややこしい)の動きがものすごくて。
亜人の再生能力や、不死であるために無茶できるという部分もあるのでしょうけれども、ついこの間までは一般人として生きてきたはずの人にしては、人斬り抜刀斎並みの運動性能には少し違和感あるかも。
それとも、お医者さんは体力第一みたいな側面もあるらしいとも聞きますし、研修医であっても人並み以上の身体能力を有しているものなのでしょうか。

そんな人物設定が気にはなりつつも、アクション劇としては手放しで絶賛したくなるくらい、佐藤健さんも綾野剛さんもものすごかったです。
あと、お二人とも素っ裸のサービスシーンがあるというのも特筆すべきでしょうか。

あと、アクションといえば下村さん(川栄さん)もすごかったです。
城田優さん相手に、体格差を感じさせないくらいの取っ組み合いの立ち回りで。



妹ちゃんについては、(原作はわからないけど)アニメ版では本筋にほとんど絡んでこなかった気がしましたが、本作ではお兄ちゃんと一緒に逃避行したりと見せ場が増えていたような。
アニメ版の幼なじみくんの役割も兼ねていたような感じなのかしら。
そういえば一緒に見た母が寄生獣を思い出したらしいのですが、あのおばあさんの家に匿ってもらうあたりの場面はオマージュ的な意味合いもあるのかしら。



亜人のお仲間さんたちでは車椅子の千葉雄大さんがけっこうおいしい役柄だったかと。
電王とか555とかの頃はよく知らないもののゴセイジャーはよく見てたもので、なんか親近感みたいなものがあったりと。



そんなわけで、枝葉をいくつか剪定して、1本の映画として見やすくまとまっていたような気がします。