スティーブ・ジョブズ 感想

映画「スティーブ・ジョブズ」を観ました。(2月27日観賞分、イオンMM)
2D字幕版。

アップル社のスティーブ・ジョブズさんのお話。

ティージョブズさんの業績をある程度以上知っている人に向けた作りになっているので、あんまりよく知らない身には何がなんだかさっぱりわからない感じでした。

大部分は、新製品発表会の開幕前のドタバタした準備風景の中で、何が起きていたのかを描いているみたいです。

が、その発表会の内容自体は劇中では描写されないので、何をやってるのやらさっぱりわかりません。

時期としては、Apple2 の次のMacintosh の発表から始まって、NeXT を経由してiMac の発表まで。
ipodの開発を示唆してはいるものの、その後の隆盛は描かれていませんでした。

前述したように、実際の出来事を知っていることが前提なようで、こと細かな説明はありません。

Macintosh 発表時のTime誌の表紙を巡る話とかも、何に対して怒っていたのか、時代背景がわからないのでさっぱりです。

ティージョブズさんが拡張性を嫌がっていた理由もわかりませんし、昔の同僚が執拗に謝辞を述べるよう要求してスティージョブズさんが拒否するのも、なんでそんなことにこだわってるのか、それまでの経緯がわからないのでさっぱりです。

そのくせに会話のテンポがはやくてポンポンと話題が変わっていくし、過去時制の回想と現在時制の会話がオーバーラップして、何の話をしているのやら、字幕を読むだけで精一杯。
内容なんかほとんど頭に入りませんし、その会話の裏の意図なんて読み取る余裕はありませんでした。

表舞台の新製品開発の話と並行して、もうひとつ、プライベートな題材も盛り込まれています。
ティージョブズさんと、その娘・リサさんとの関係です。

ティージョブズさんから見ると、血縁関係を認知したくはないけれども別にリサさんのことを嫌っているわけではないかのような、微妙で繊細な、なんだか不思議な関係に見えました。
「不器用なのよ。」というセリフが似合いそう。

大事な発表会直前のバタバタした多忙な中なので、じっくりと向き合うような時間はなかなか取れず、もどかしいような感じもあったり。

難しいものです。

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