コードネーム U.N.C.L.E. 感想

映画「コードネーム U.N.C.L.E.」を観ました。

字幕版。

アメリカ側のスパイさんとソ連側のスパイさんがなんやかんやで手を組むお話。
相反する二人がいがみ合いながらも協力してミッションに向かう姿がなんとも楽しいです。
始終ただようオシャレ感がものすごいです。かっこいいしコミカルな部分もあるし。

突然「ヒロシです」が流れた時はどんな顔をすればいいのかわかりませんでした。
手前の人にカメラのピントが当たってるのにその後ろでわちゃわちゃと事態が展開してる構図が何回かあって、どれも巧いなあと思わされます。

女性陣も(どちらがどちらか見分けがつきにくい点を除けば)それぞれ魅力的でした。
1人は自動車の修理屋さんでありながら、なんだかものすごい科学者の血縁者らしく事件に巻き込まれ形。かわいい。
いま1人は悪党側のボス。すごく仕事ができそうな、有能そうなエリート様。かっこいい。
あとホテルのフロントのお姉さんも素敵でした。

トリックのネタばらしを巻き戻して見せてくれるのは少しクドい気もしますけど、ぼくみたいによくわからずに見ている人間にはわかりやすくてありがたいとも感じます。
どんぱち場面も要所だけはしっかりどんぱちしつつも、長くなりそうなところはスタイリッシュにすっぱり早回しでさっくり済ませてくれるのも清々しい。

大事なことを書いていませんでした。

アメリカ側さんは通称カウボーイ。ナポレオン・ゾロとかも呼ばれてたでしょうか。
いわゆる優男というか、プレイボーイですね。
鍵を開けるのが得意みたい。

ロシア側のイリヤさんは背景が複雑。ご両親が悲惨な目にあっといたらしく、ご両親のことをからかわれるとすぐに怒ったり、お父さんの腕時計を大切にしていたり。
女性に対する免疫もあまりないみたいで、自動車修理屋さんと擬装行動する歳にもなんだかぎこちなかったり。
大柄なマッチョ体型ではありますが、純朴なかわいらしい男性です。

そんなわけでアメリカさんとソ連は相性もあまりよくなさそうで、劇中でもことあるごとに衝突したりと、これはもうバディものの鉄板ではないでしょうかしら。

11/19追記

劇中で写真を現像する場面がちらっと映りますが、暗室とか赤い電球とかの意味もそのうち伝わりにくくなるのかしら、とか思ったのを思い出しました。

関連エントリ


「コードネームU.N.C.L.E.」 オリジナル・サウンドトラック

「コードネームU.N.C.L.E.」 オリジナル・サウンドトラック

Che Vuole Questa Musica Stasera (From

Che Vuole Questa Musica Stasera (From "The Man from U.n.c.l.e.")