起きて最初にすることは 感想

志村貴子「起きて最初にすることは」、シトロンコミックス

不憫BLというジャンル(?)なのでしょうか。
義理の兄弟もの。
いやはや、きっついです。

現実に妹が居る人は妹ものを楽しみにくいと聞きますが、その気持ちがようやくわかった気がします。
弟を持つ兄としてはなんともいたたまれない心地です。

いや、この繊細な心情描写とかはさすがの志村貴子先生なのですが、いやはやなんともはや。

目を手で覆いながらも指の隙間から覗き見るようにおっかなびっくり拝読いたしました。

お兄ちゃんのダメダメっぷりも、弟くんの飄々としたような諦観したような冷めた風でありながらもお兄ちゃんに対して抱いていた憧れみたいなものを大事にしてる感じとか。

うちも弟は立派に家庭を築き上げているもので、ダメ兄貴として肩身狭いです。