1.
魔法が解けて養成所という実家へ帰ってしまったシンデレラを呼び戻そう、というお話なのでしょうけれども。
視聴者の立場から見れば、島村卯月さんだけでなく、渋谷凛さんも本田未央さんもそれぞれに悩み悩んだ末に自分の道を決めたことはわかるのですが。
劇中の彼女たちの間で、どこまでの意思疎通や心情吐露がなされていたのか、あんまり見えていないような気がします。
本田未央さんのターン、渋谷凛さんのターン、と段階を追って積み上げては来たものの、それをグループ内で共有、水平展開できていなかったというか。
標準化や歯止めが難しい業種ではあるのでしょうけれども。
美城常務やシンデレラプロジェクトのプロデューサーさん(通称武内P)がもう少しQC手法を駆使できればあるいは。
やはり桐生つかさ社長を投入してPDCAを回すべきなのです。
2.
という戯言はともかく。
今回は(結果的にとはいえ)一方的に島村さんを糾弾する形になってしまったのが、見ていてつらかったです。
以前からあちこちで言われていたと思いますが、渋谷凛さんと本田未央さんとが本音とか自分のやりたいことの話し合いをしていた場に、島村卯月さんが居なかったりして、島村さんだけ二人の本心が伝わっていないように見えてしまうわけです。
だからこそ、二人を応援しようとしてもどことなく表面的というか上辺だけみたく見えてしまうような気がします。
しぶりんさんが島村さんに対して、「アンタの言うことが信じられない」と言う場面がありましたけれども、
これって逆に島村さんにとってもしぶりんさんの言葉が信じられなくなっていても不思議ではないと思うんです。
「一緒にやろう」とは言ってくれているけれど、実際には別の活動が忙しくなれば離れて行ってしまうじゃないか、と疑心暗鬼にもなりそうなものです。
そんな状態で、言葉だけの説得がどれだけ届くものでしょう。
たぶん島村さんとしぶりんさんの1対1だったらただただ衝突するだけで解決には至らなかったかもしれません。
けれども、我らが本田リーダーは、涙がにじんでも目線は上を向いていました。
7話あたりでしぶりんさんとプロデューサーさんとを仲直りさせたのと同様に、
今回は島村さんとしぶりんさんとを結びつけます。
溶接でいえば、はんだとかロー棒みたいな、接合を媒介する金属みたいな役割をしっかりと果たしていたように思います。
正直なところ、これだけで島村さんが立ち直ってしまったら少し肩透かしに感じてしまうかもしれません。
もちろん次回(次々週)次第ではありますが。
友達としてやり直すということで、NO MAKEみたいな番外編で補間されたりするのかもしれません。
ともかく、ここまで丁寧に細かく積み重ねて積み重ねて島村さんを追い詰めておきながら、そこからの回復がこれだけで済んでしまうのはもの足りなく感じてしまいます。
島村さんの闇の深さはその程度だったのでしょうか。
島村さんが最終的に立ち直るにしても、今回の話だけだと、渋谷凛さんと本田未央さんに慰めてもらえたから立ち直った、程度にも見えてしまいそうです。
そうではなくて、「島村卯月として今後どうするのか」を明確にする必要があるはずなのです。
そのためには、元から仲良しでほとんど身内でもあるニュージェネレーションズの二人が声を掛けただけで解決しては不十分でしょう。
同期であるシンデレラプロジェクトのメンバーと、島村さんはこれまで親密に接してきたことがあったでしょうか。
先輩である高垣楓さんたちのグループとの接し方はどうでしょうか。
美嘉お姉ちゃんとすら、しぶりんさんや本田未央さんほどには打ち解けていなかったのでは。
ライブのサポートでも、調度品の準備等はしていても、小日向さん小早川さんとか輿水さん佐久間さんとかの楽屋で背中を向けていて、馴染もうとはできていなかったのではなかったでしょうか。
今回一緒になった小日向美穂さんとも、思うようには親密になれていなかったように見えました。
後輩的な存在にあたるプロジェクト・クローネは、まだまだシンデレラプロジェクトとの接点が少ないこともありますが、トライアドプリムスとして渋谷凛さんが出演する際に、しぶりんさんの手は握っても、神谷奈緒さん北条加蓮さんの手を握ろうとはしていなかったのではないかしら。
原作ゲームのプレイヤーや、未プレイでもアニメ視聴者の視点では「島村卯月さんが主人公」みたいな先入観が少なからずあるような気がします。
主人公であるからにはシンデレラプロジェクト内でもそれなりの人望を得ているはずだ、みたいな思い込み。
ですが、実際の島村さんは決して中心に立つことなく、端の方や後ろの方で控えめにガンバリマス!って言ってただけではなかったでしょうか。
(ライブでの並び順についてはここではひとまず保留しますが)
シンデレラプロジェクトという集団の中では、あまり目立たないわがままも言わないおとなしい子、だったのでは。
(このあたりは記憶だけで書いているので実際の描写がどうだったかは要確認)
長くなりましたが結論としてまとめると、
・島村さんはニュージェネレーションズから認められるだけでは不十分。
・シンデレラプロジェクトや、できればシンデレラガールズ・プロジェクトクローネともしっかり交流して、その中で改めて、「島村卯月はこういうアイドルです!」と高らかに宣言する。
そんな姿を期待しています。
(大部分は論拠のない妄想です)
3.
ニコニコ生放送配信時のメモ
?2015/09/21 21:00
電話下手なしぶりんさんと、趣味長電話の島村さん(あっさり)?21:01
待ち伏せ島村さん?21:01
養成所?21:01
基礎レッスン?21:02
島村卯月ガンバリマス!?21:03
養成所って、もうデビューしてるのに??21:04
はい(意気消沈)?21:04
笑顔?21:04
お二人も仕事に集中してください?21:05
島村さん決めステップ?21:05
本当に大丈夫??21:05
プロデューサーさんプリンの差し入れ?21:06
今はここに。?21:06
島村さんが復帰するまでの代役です。
(引用時追記:小日向美穂さんの相方役の代役として三村かな子さんが登板)?21:07
緒方さん神崎さん
(引用時追記:三村かな子さんの代役として神崎蘭子さん登板)
(引用時追記:神崎蘭子さんの予定の仕事に入る時間が遅れる旨をプロデューサーさんが連絡してる)?21:07
本田さん日野茜さん高森藍子さん
(引用時追記:演劇のお仕事は継続しているご様子)?21:08
トラプリ?21:08
いいです(拒絶)?21:08
あれ?って感じ?21:09
遠くから見てただけ(引用時追記:しぶりんさんは島村さんの様子を見に行ったはずなのに常務に引き留められてたせい?)?21:09
台本と香盤表
(引用時追記:とときら学園の)?21:10
こちらへ回していただけるイベント
(引用時追記:千川ちひろさんの裁量権の大きさを感じたり)?21:10
憑かれたままお仕事?21:10
だから、あの、今回は?21:11
個別の活動を始めてから?21:12
このままではよくない?21:12
トラパル、マストレさん、常務?21:12
なおかれん?21:13
養成所の場所、教えて?21:14
あの時とは違います?21:14
凛ちゃん、未央ちゃん?21:14
今はまだ調子がよくなくて?21:15
舞踏会?21:16
アイドルになるの、ちょっぴりはやかったのかな?21:16
島村卯月ガンバリマス?21:16
ごまかさないでよ!?21:17
渋谷凛がレッスンを休んだ?21:17
切り捨てろ?21:17
あの時、キラキラした何か?21:18
卯月の答え、まだ聞いてない?21:18
嘘の笑顔?21:18
信じられない。今のアンタ見てると?21:19
笑顔じゃないですか??21:19
ぢっと手を見る?21:20
怖いよ……?21:20
笑顔なんて、笑うなんて誰でもできるもん?21:22
もっかい友だちに?21:22
☆?21:23
明後日?21:24
予告なし
ここまで。
2015/9/23 追記
養成所のレッスン室が外から見えてしまってた件。
ニュージェネレーションズとしてそれなりに売れたはずの島村卯月さんがあんなところでレッスンしてたら見つかりそうなものですけど、案外大丈夫なのかしら。
余談ですが、映画『赤い玉、』で女子高校生を年老いた男性の映画監督がストーキングする場面があって、女子高校生がダンスのレッスンをしているスタジオを外から覗き込んでるのが、島村さんと重なってしまってセキュリティの問題ありすぎじゃないかと心配になったものでした。
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