映画「天空の蜂」を観ました。
原作未読。
新しく開発された大型のヘリコプターを奪われて原発にぶつけるぞー、と脅されるお話。
これは「今」だからこそ意味のある映画なのかもしれません。
震災以前だったらこの警鐘も「ふーん」としか思わなかったかもしれません。人の無力さも感じます。
同時に、技術者は自分の技術がもたらすものについて、どこまで責任を持つべきなのか。
宮崎駿監督の「風立ちぬ」と通底する問題意識を見た気がします。
ヘリコプターと震災ということで、「カリフォルニアダウン」と対比してもいいのかなあ、と思います。
あちらの、問題を抱えてはいるものの基本的にマッチョで頼りになるパパンに対して、こちらはなんだかうじうじメソメソとした雰囲気。
そういう違いもまた興味深いものです。
- 作者: 東野圭吾
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1998/11/13
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