ハイキュー総集編前編 感想

映画「ハイキュー!! 終わりと始まり 総集編 前編」を観ました。(7月4日観賞分)

原作未読。
テレビシリーズ未見。

それぞれに強力な武器を持っていながらそれを活かせていない寄せ集めみたいなカラスさんチームと、
個人の力は突出していなくとも統制がとれていて連携プレーもばっちりなネコさんチームと。

「才能」という言葉を使うのはなにか違うような気がしますけれども、わかりやすい特技みたいな能力を持たない人たちが努力と鍛錬で積み上げてきたネコさんチームの在り方こそ、凡人からすれば目指すべき姿だろうと思います。*1

まかり間違って、いわゆる「個性」の塊みたいなカラスさんチームなんかに入ってしまっては、ちょうど1年生で長身メガネさんと一緒に入ってきたはずの彼みたく埋没するしかないでしょう。

個性重視だなんていっても、その「個性」が何かしらの形を成せるのはごくごく一部に限られるでしょう。

個人の特性、向き不向きみたいな部分には配慮するにせよ、チームを統制する頭脳機能による支配的な強制力もまた必要になる場面もあるのかもしれません。

とはいえ、最終的には、カラスさんチームのような突出した個々の力の統制がとれれば、それが最強となるのは目に見えているわけで、やはり世界は凡人に厳しいみたいです。

冒頭、主人公さんはママさんバレーで鍛えられてきたっぽい感じでしたが、最近続けざまにママさんバレーもののエロマンガを読んでいたおかげで、劣情がすこぶるはかどります。

マネージャーさんの扱いがなんだかもったいないように思いました。
総集編ゆえに省略されただけで本編ではもっと出番があるのかもしれませんけれども。

メガネありきであの美しさが描写されているのはわりと稀有な気がします。
特段メガネクラスタというわけではないので、もしかしたらメガネ界隈ではあの領域がスタンダードだったりするのかしら。

カラスさんチーム内だけでなく、カラスさんチーム対ネコさんチームという形で、相互に対応するライバル関係を形成しているのは、マーケティングの賜物だったりするのかしら。

いろんな組み合わせが楽しめそうですね。

個人的には最後らへんでちらっと出てきた、ネコさんチームのセッターさんと目つきの悪いワカメ頭さんの組み合わせの回想が、なんかいいなーと思いました。

*1:ガッチャマンクラウズみたいな話になりそうなので自重します。/ハイキューの主人公さんとクラウズのルイルイさんの中の人が同じなのは偶然でしょうけれども