宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟 感想

映画「宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟」を観ました。

イスカンダルまでおつかいに行った帰り道のお話。

往路については前回の総集編(追憶の航海)の知識しか無いので、ガトランティスって誰じゃらほい、とか、バーガー少佐ってあんまり記憶に無い、とか、低次元なのはご容赦ください。

ヤマッテ。



総集編「追憶の航海」はわりかし一直線にイスカンダルへまっしぐらな感じでしたが、
案外、こういった寄り道もまた、「ヤマト」のおもしろさなのかもしれません。
(ぼくの中で銀河鉄道999と混同してしまってるかもしれませんけれども。)

大きな幹である物語の脇に伸びる枝葉みたいなものかもしれませんけれども、こういうのが物語世界を豊かにするような気がします。

漠然とした書き方ですが、この「星巡る方舟」というお話単体よりも、「宇宙戦艦ヤマト2199」というシリーズの幹があってこそのお話なのかなあ、という感じ。

乗組員の1人や敵対勢力に焦点を当てたお話ということになると思いますが、
あの星の人がどうして彼女の記憶の風景を投影したのか、とか、そういえば彼女が来訪する前に既に彼らはあのホテルに捕らわれていましたけど、順番でいくとテロンのホテルではなくて先客である彼らの文化が投影されているべきなのではないか、とか、思わなくもないですが、
宇宙でないほうの戦艦だとかホテルだとかの舞台装置はそれだけで趣があってかっこよかったのも確かだとも思ったり。



無事に地球に帰るまでがおつかいのはずで、実際に地球で待つ側の様子も描かれていましたけれども、
そう易々とは帰らせてもらえなさそうな雰囲気もあり、続編あるのかしら。