地獄でなぜ悪い 感想
映画「地獄でなぜ悪い」を観ました。
PG-12。
映画を撮るお話。
全力歯ぎしりレッツゴー!
以下、ネタバレ注意
ほどよく発達したスプラッタはギャグと見分けがつかない、みたいな。
首が飛ぶわ、腕が跳ねるわ、血がぶっしゃあぶっしゃあ噴き散らすわ、それはもうお祭り騒ぎでありました。
さすがはPG-12。
ものすごいです。
血の池状態な床面でのスライディングとか、めちゃめちゃかっこいい。
それにしても、登場人物が皆さんどこか極端に振り切れているところがあって、落ち着きません。
端的に言って、変です。
とても12歳以下には見せられません。
そんな中でも、ヤの字の皆さんに交じって平気で格闘するぶるーすりーさんはすごいなあ、と。
カメラマンの人たちもそうですが、あの極限的な状況下で自分の仕事を全うできる人というのは、本物のプロフェッショナルなのでありましょう。
組員さんたちも突然のことだったはずなのにしっかりと与えられた任務をこなして、カメラを回し、音声を録り、照明を当てています。
立派なものです。
現代日本の社畜精神を端的に現しているのではないかしら。
その果てが公的圧力による抹殺だとするならば、そこにもある種の示唆を見ることができるのかもしれません。
ともあれ、何にも考えずにただひたすら笑って、頭をからっぽにできるお話でありました。
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