やはり俺の青春ラブコメはまちがっている7巻　感想

高校生の修学旅行のお話。京都ですよ、京都。
アニメにはなっていない部分（のはず）。*1

以下、ネタバレ注意

今回の八幡さんの選択は、「選ばない」ことだったように感じました。
戸部さん海老名さんの問題だけでなく、葉山さんあーしさんの問題も加味した上で、同時にゆきのんさんガハマさんとも距離を置いて「変わらない」ことを選んだ。薄氷のような緊張をはらんだ、表面上は心地よい関係を維持するためだけに。
八幡さん自身が嫌う欺瞞と妥協の産物ではないかしら。

某映画で本庄さんが言うところの「矛盾」であり、カストルプさんが言うところの「破裂」の予感。まるで戦争へでも向かっていくかのようです。

それはともかく、川なんとかさんもあーしさんも平塚先生も素敵です。孤高だったはずの川なんとかさんもなんだかんだで巻き込まれてるし。もうちっとくらい、八幡さんといちゃこらしててもいいのよ。

あーしさんはオカン属性、ちぃおぼえた。
女王様たるもの、すったもんだあって今の地位を築いているのでしょうかなあ。川なんとかさんに泣かされたあーしさんも見てみたかったです。

平塚先生はやっぱり一部生徒を優遇し過ぎ感。いいぞもっとやれ。
らーめん、あなどりがたし。

ぼーなすとらっくでは、6巻文化祭直後の打ち上げの様子が収録されています。
いつだか八幡さんが嫌っていた、あほな大学生の飲み会みたいなノリ。
おのれリア充様ぐぬぬ。
とにかく他人の趣味にダメ出しするのは勘弁願いたいものです。
趣味：読書・映画観賞がまるで無趣味みたいな風潮はほんと生きててごめんなさい。自分では楽しいつもりなんです。
対人スキルは衰える一方です。
上司や先輩に言われて嫌だった言葉ベスト3をあんまり身近に感じなかったのは、恵まれているのかしら？