赤に捧げる殺意 感想
・麻耶雄嵩「氷山の一角」
銘探偵メルカトル鮎さんと、ワトソン役の美袋三条さんとが、入れ替わって、血文字のダイイングメッセージが残された事件に挑みます。
探偵役とワトソン役が入れ替わってわかるのは、ワトソン役の気楽さと、探偵役の難しさ、でしょうか。
探偵役を任された美袋三条さんの苦労が偲ばれます。
逆にワトソン役に甘んじることになったメルカトル鮎さんの、なんともまあ生き生きとしていること。とても楽しそうです。
やはり探偵というものは、なるものではなくて、傍から眺めるに限る、ということでしょうか。
以下、読んだら追記するかもしれませんがしないかもしれません。
- 作者: 有栖川有栖,折原一,赤川次郎,霞流一,西澤保彦,麻耶雄嵩,鯨統一郎,太田忠司
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2013/02/23
- メディア: 文庫
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