ももへの手紙 感想

映画「ももへの手紙」を観ました。

父親が遺した「ももへ」とだけ書かれた手紙をめぐるお話です。
親子の絆を丁寧に描いています。

瀬戸内海が舞台だそうで、旧い町並みを女子小学生さんが走り回る姿は、往年の名作「電脳コイル」を思い出させます。
女子小学生の健康なふくらはぎを全力で愛でる作品でありましょう。

お話としては、東京から瀬戸内海へと引っ越してきたももさんが、3人の妖怪と出会う、というもの。
この妖怪さんたちが、まあ愛くるしいこと。
ももさんと妖怪さんたちとの交流に心が和みます。

気になったのは、郵便屋さんが、とある事情とはいえ、ヘルメットをかぶらずにオートバイを運転してしまっている点。
いくらなんでも無茶しすぎでしょう。
ちょっとどうかと思ってしまいます。
あれでたどり着けたからといって、その後どんな感じで事態が収拾したのか、なんだかうやむやな感じで。
ちょっぴりもやもやが残ります。

が、そんな些細なことはともかく、風景も人物も、アニメーションとしては一級品でありましょう。
よいものでした。

ももへの手紙 [DVD]

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ももへの手紙 Art&Animation

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