キツツキと雨 感想

映画「キツツキと雨」を観ました。

林業従事さんと映画監督さんの交流を通して描かれる、ゾンビものです。

人口が20分の1に減少してしまった近未来を舞台に、残された人間たちとゾンビとの闘争が描かれます。

林業従事さんの村がゾンビで埋め尽くされていく様子は圧巻です。

ただ、林業という職業とゾンビとの相性があまりよくないのか、どうして林業なのかがいまいちわかりませんでした。

と書きながらふと思ったのは、ゾンビと並ぶホラーもののお約束であるところのチェーンソーがポイントだったのかしら。

そんなのわかりませんよ。



ともあれ、林業従事さんがどんどんと映画撮影現場の中で存在感を増していき、場を支配するようになっていく様子が見どころでしょうか。



あとは貴重な風呂場面。

役所広司さんと小栗旬さんの入浴場面が頻繁に出てくる、というのは、この作品の大きな売りでありましょう。



林業従事さん父子の触れ合いとか、細かいところで良いお話もあるのですが、どうにもそれらが散発で結び付きが弱く感じてしまいました。

もったいないところです。